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 ・・・デスマスクが新しいカメラを購入した際に試し撮りしてみた一枚。

デス「おい、撮ってやるからそこに立て」
アフロ「私か?写真に?待て、じゃあ外に出る。薔薇も持つ」
デス「そこまでしなくても試し撮りなだけだっつーの」
アフロ「私を撮るならちゃんと撮らなければ許さん!顔はこの向きが良いだろうか。それともこっちだろうか。薔薇はこうか?それとも・・・」
デス「・・・・早くしろ」
アフロ「そうだ。まず服を着替えてくる」
デス「待てるか!さっさと写れ!」

 しかし現像してみてから、やっぱり可愛い服着せれば良かったと死ぬほど後悔するデスマスク。
 かなり長い間写真に釘付けになりましたが、とうとう我慢できなくなったか、夜が来るや否や双魚宮に押しかけです。

アフロ「どうした?なにか・・・・・・待て。待て!なんだ君は!いきなり来て図々しいぞ、こっちにだって心の準備というものが・・・」
デス「うるせえ。お前が悪いんだお前が!」
アフロ「???;」

 何がなんだかわからないまま流されてしまうアフロディーテ。
 理由はわからないけれどもデスマスクが怒ってるなら自分は何か悪い事をしたはず、とか考えてそれなりに大人しいです。
 大損です。いろんな意味で。


 デスマスクは写真を焼き増しして持ち歩きます。気分の問題というより実用の問題です。どういう実用かというと、

デス「今日で俺、お前と切れるわ」
女「!そんな・・・!」
デス「言っただろ、俺には他に女がいるってな」
女「他の女なんか捨ててくれるって言ったじゃないの!」
デス「あぁ?お前より向こうの方が可愛いんだよ。ぐだぐだ言うな」
女「ひどい!あんまりだわ!私だってブスじゃないわよ!」
デス「証拠見せてやるよ。ほら」(写真)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

女「・・・・・・・・・・・・そうね・・・・・可愛いわ・・・・」

 デスマスクの言葉が本当だったのを噛み締め、それ以上のごたごたもなく別れてくれる女性。
 しかし可愛い云々の問題以前に性別を偽られているとは気づかない女性。
 被写体が180cmを越える成人男子だとは誰も知りません。知ったら知ったでそれもお別れでしょうが。

 ちなみにこの戦法は場合によって「他の女」が「忘れられない女」だったり「死んだ恋人」だったりします。
 最低だなおい。

 そして大事な写真はシュラには絶対見せないことにしている、と。
 
 当のアフロディーテも「あの写真は光が入って駄目になった」とか言われて見せてもらってません。

アフロ「なら、今度またちゃんと撮ってくれ」
デス「今すぐにでも撮ってやるから服着替えて来い」
アフロ「わかった!」

 彼は未だ真実を知らずにいるのでした。