ムウ「聖戦が終わって暇で暇でしょうがない聖域。とうとう休みボケをしはじめたのでしょうか、現在黄金聖闘士達とメイン青銅4人が集まり、『もしベルサイユのバラをこの面子でやったらキャスティングはどうなるか』という心の底からどうでもいい話をしています。しかし、普段小宇宙と聖衣とアテナの話しかしないように思われている私たち聖闘士にとって、これは一種のイメージアップに繋がるかも!ということで、本日は私、ムウがこの無駄話の様子を中継させて頂きたいと思います。
・・・・・・
・・・・・・というか、私も話の輪に入っているんですけどね。暇なので。では、どうぞ」
カミュ「オスカルはアフロディーテで決定だろう?原作バージョンで行けば髪の色も変える必要が無いしな。やはりこういうキャスティングは見た目で決めるのが一番だ」
ミロ「見た目で決めるならアンドレはシュラか?」
瞬「・・・えらく目付きの悪いアンドレになる気がするけど・・・まあ、忠誠心とか髪の色とかはかぶるね。じゃ、アフロディーテとラブシーン頑張って」
シュラ「ちょ、ちょっと待ってくれ。髪だけで全てを決めるな;;大体、アンドレの若いときは髪が長い!それで行ったら俺は外れるはず・・・」
氷河「なら若い時は紫龍で髪を切った後はシュラにすればいい。お前達は繋がりも深いしな」
サガ「しかし見た目変わり過ぎだろう。髪を切って心機一転というより、変身したみたいになるではないか。どちらにしろシュラはラブシーンを逃れることはできないようだし・・・髪の1mや2m、ヅラでなんとかなる。アンドレはシュラに決定しよう」
シュラ「いや、あの・・・・」
アフロ「相手が私では不満だとでも?」
シュラ「不満以前の問題だ。というか、お前も反論してくれ少し・・・;」
カノン「続けるぞ。マリー・アントワネットは、そうすると誰だ?」
星矢「沙織お嬢さんでいいんじゃないかなあ。わがままだし考え浅いし失敗するし・・・」
紫龍「星矢、お前ひょっとしてお嬢さんのこと嫌いなのか・・・・?」
星矢「そんなこと無いけどさ!」
瞬「いいよ、マリー・アントワネットは沙織さん、と。じゃ彼女をライバル視するデュ・バリー夫人はシャイナさんということで・・・」
アイオリア「・・・・妙にリアルで恐いのだが・・・(汗)」
ムウ「ルイ16世はどうします?こういう頼りなさそうなキャラって聖域にはなかなかいませんよね。まあ、人の良さだけが売りと考えると、アルデバランでいけそうですが・・・」
バラン「・・・・人の良さだけ・・・って・・・・」
カミュ「いやムウ。それはいくらなんでも有り得ない。ルイ16世がこのイメージだったらフランスの歴史が変わっている。もっと妥当な人間はいないのか?」
カノン「うーむ。いかにも小物、という線で考えて、ポセイドンに憑依される前のジュリアン・ソロはどうだ?」
瞬「・・・確かに妥当ではあるけど、あなた上司をそういう眼で見てたんだね・・・」
サガ「よし、決まったのなら先へ進もう。マリー・アントワネットの恋人のフェルゼンは・・・」
ムウ「それは星矢でいいんじゃないですか?命懸けで率先して女王を守る人間ですし、結構熱いし、女にもモテますし・・・」
アイオリア「確かに・・・そう言われると被るところはかなりあるんだが・・・・」
バラン「しかしそこまで被ってもなお、何かが違うと思うのは一体なぜだろうな・・・」
シャカ「もう一人、メインキャラでロザリーという娘がいたな。これはアンドロメダ、君がやるがいい」
瞬「やるがいい、って、別に演劇するわけじゃないんだけどね・・・・・来ると思ったよ。どうせ僕は女役・・・」
ミロ「・・・待ってくれ。彼がロザリーになると、必然的にその姉のジャンヌが一輝になるんだが」
サガ「そんな男気溢れるジャンヌはいらん!どういう必然だ!」
アフロ「さらに言わせてもらえばロザリーの親のポリニャック伯夫人がダイダロスという危険性も」
デス「危険過ぎるだろ、それ・・・;」
アイオリア「待て。『親代わり』という点でせめればダイダロスはロザリーを育てた下町の『母さん』役だろう」
紫龍「そっちの方がいくらか近いな・・・とすると『母さん』を轢き殺したポリニャック伯夫人はアフロディーテになるのでは」
一同「それだ!」
星矢「いや、ちょっと落ち着けよ皆。それやったらロザリーとかいう以前に普通にアンドロメダ島の一件で終わるんじゃないか・・・?」
アフロ「それに私はポリニャック伯夫人などやりたくない!オスカルだと言ったではないか!名台詞『文句があるならベルサイユへいらっしゃい』の去り方などを見るなら、あれはむしろデスクイーン島でのシャカだ!」
シャカ「私はあそこまで厭味な去り方してはおらん!」
氷河「というか、そこでシャカが出るとロザリーが一輝になるぞ。ジャンヌよりさらに違うだろうそれは;」
カノン「待て!思い出した!ジャンヌはたしか・・・・・」
星矢「たしか?」
カノン「目の下にホクロがあった!」
・・・・・・・・・・・・・・・・
一同「決定、と」
アフロ「・・・・・・・・(不満)」
ムウ「そんな顔しないで下さいよ。完全にはまり役じゃないですか」
カミュ「そうすると、彼女と共謀するニコラス大尉はデスマスクか」
アイオリア「完璧だ!小悪党なところが特に!」
デス「・・・何とでも言えや。おい、お前の相手役、今度は俺になったぞ」
アフロ「・・・・・・・・まあそれなら・・・・・・しかし、主役の座が空くぞ?誰が入るのだ?」
サガ「やはりここは見た目で決める。原作バージョン・ミロで行け!」
ミロ「俺えええええっっ!?いやちょっと待て!!それは究極に間違ってるだろうが!!」
瞬「シュラとミロがラブシーン・・・・・いい感じに意味不明だね・・・・」
シュラ「・・・・・・(滝汗)」
ムウ「ジャルジェ家のばあやさんはもう考えるまでも無く老師で。あとは・・・・」
ミロ「待て!このまま先に進めるな!老師がばあやならオスカルとアンドレは春麗と紫龍がやればいいだろう!」
カノン「やめろ、ミロ。中心を中国で固めたらベルバラなのか三国志なのかわからなくなる」
瞬「いや、三国志は全然違うから・・・;」
バラン「私的に逆上型のあたり、ミロはアランかと思っていたのだが・・・」
ムウ「違いますよ。問題児なんですからアランはカノンですよ」
カノン「・・・・そういう区分けをするか・・・・」
サガ「おい、ひらめいた。ベルナール・シャトレを一輝にやらせよう。見た目やや似ているし、ロザリーを嫁にするし・・・」
瞬「・・・・・・・・・・・・・・」
星矢「よし、もうちょっとだな!ロベス・ピエールはどうする?」
アイオリア「頭がよくて性格悪い傍観者・・・・・ムウ以外にいなさそうな気が・・・・」
ムウ「誰かが言うだろうとは思ってましたがあなたが言いましたか。なんですか、溝を深めたいんですか?」
紫龍「お、おちつけムウ・・・!悪気はない・・・・と思うぞたぶん・・・・」
星矢「サン・ジュストはミスティだよな!ナルシストだし!」
瞬「個人的意見としてマリア・テレジアはシオンかな、とか・・・・」
ミロ「おい、そんな末端の話をする前にオスカルを変え・・・・!!」
アイオリア「ジェローデルはカミュかサガか・・・・悩むところだ。サガが半分黒くなった状態がベストだろうか」
ムウ「半分黒ならナポレオンをやらせましょう。ちょうどいいじゃないですか」
氷河「いや。『意に添わぬ事をしなければならない』という点と『自殺』の観点から、政略結婚問題で投身したシャルロットがベストだろう」
アイオリア「おお!それは盲点だった!!」
紫龍「・・・・嫌だぞ俺は・・・11になったばかりの少女を28歳の男がカバーするなど・・・・」
星矢「おい、大体決まったじゃないか!どうする?せっかくだし、今度実際演じてみるか!」
ミロ「絶対嫌だ!!貴様ら、今の話を総括して俺視点から見たベルバラを想像してみろ!!星矢に片思いして瞬に惚れられてシュラと両想いでカノンが横恋惚だぞ!?しかも半分黒サガかカミュにプロポーズされる!俺を破滅に追い込む気か!?」
ムウ「どっちにしろ最後は破滅で終わるんだから問題ないですよ」
ミロ「破滅の種類が違うわあああああっっっ!!!」
アフロ「・・・・結構面白いと思うがな」
デス「まあ身内にはな」
シュラ「いかん、吐きそうになってきた・・・;」
ムウ「というわけで。配役が非常にいい感じに決定しました。舞台化の際は主役が暴走する危険性がありますのでフル装備でご来場下さい。これにて本日の『無駄話中継』を終わらせて頂きます」