ガキんちょ時代のデスとアフロ。鉛筆な上に塗りが汚くてすみませんすみません・・・ペン入れが死ぬほど苦手なんです;
そして以下は、私が某方の子蟹と子魚に萌えまくった結果の妄想です。
ガキデスはガキアフロにとって苛めっこです。しかし他のガキんちょどもには楽しいガキ大将だったりします。
デス「宝の地図発見ー!野郎ども、大海原へ出発だ!」
ミロカミュ「しゅっぱつー!」
そんな輝いているデスマスクにしょうもなく憧れてしまうアフロディーテ。いいな、楽しそうだな、と物陰からこっそり眺めています。
アフロ「デスマスクは私といない時はいつも楽しそうなのだ。ムウとぬいぐるみ遊びだってするし・・・皆には優しい。苛められてるのは私だけ・・・」
アフロディーテはしょんぼりうなだれています。デスマスクが髪をひっぱったり叩いたりするのは自分の事が嫌いだからだとしか思えません。
極端な愛情の裏返しだと気づくには幼すぎます。
アフロ「私もデスマスクと一緒に遊びたい・・・あのガキども(ミロ&カミュ)これ見よがしに仲良くしてずるい・・・」
やっかみと被害妄想です。
一方、そんな潜伏者を知らないデスマスクたちは大航海時代の幕開けに夢中です。
デス「この地図によると宝は教皇の間にある!ちょうど今はじじいの昼寝の時間だ。魔王の眼を覚まさないように細心の注意を払えよ!見つかったら俺達は終わりだからな本当に。心の準備はいいか?」
ミロカミュ「おー!」
・・・この辺でアフロディーテは我慢できなくなってちょこちょこと出てきてしまいました。
3人の視線が集中する中で顔を真っ赤にしながら言います。
アフロ「デスマスク、その、私も・・・・私も仲間に入って宝探ししたいのだ」
デス「あん?」
デスマスクはアフロディーテをじろじろ見ました。そして答えました。
デス「お前は女みたいだから海賊はむり!」
アフロ「!!」
このひどいいじめっ子発言にショックを受けるアフロディーテ。しくしくと泣き出します。
ミロ「あー!船長が女泣かせたー!」
カミュ「泣かせたー」
ガキどもにまではやされて泣き声はますますエスカレートです。
デスマスクがちっと舌打ちして言いました。
デス「仕方ねえなあ。じゃあ、お前、港で待つ俺の恋人ってことなら仲間に入れてやる。どうだよ?」
アフロ「・・・こいびと?」
デス「おう」
アフロディーテは泣くのをやめました。仲間に入れてもらえる上に憧れのデスマスクの恋人です。嬉しいです。思わずにこにこしながら「それでいい」と頷いてしまいました。
デス「なら決まり!じゃあ俺達は宝探しの航海に行くから留守はよろしくな。いくぞ野郎ども!」
ミロカミュ「おー!」
こうして船長とその手下二人は恋人を巨蟹宮に残したまま旅立ってしまいました。
・・・・15分後、目的地に辿り着いた彼らは魔王に見つかってがっちり叱られ、便所掃除の罰を科せられました。
そんな事とは知らないアフロディーテは首を長くして愛しい人の帰りを待っています。
待っています。
待っています。
待って・・・・・
アフロ「・・・・うう。5時間経っても帰ってこない・・・・やっぱり私はのけ者にされたのだ。デスマスクの馬鹿・・・・ひっく」
淋しくて悲しくて一人でめそめそしていた不遇の恋人は、丁度ロードワークを終えて聖域を登ってきていたシュラによって発見されました。
ここぞとばかりにわんわん泣いていきさつをぶちまけると、シュラは可愛そうに思って磨羯宮に連れ帰り、一緒に遊んでくれました。
そしてその30分後にダッシュで巨蟹宮に帰ってきた船長。当然、待ってるはずの恋人は影も形もありませんでした。
デス「・・・・・・なんだよ」
むくれる彼の手には、発見したばかりの宝箱が抱えられています。中身が恋人へのお土産用のきれいな石で作ったネックレスだということは、手下どもにも言えない船長の秘密なのでした。