人気では完全にメインキャラ達を食ってしまっている方々。
彼らがいなかったら聖闘士星矢はここまで人気でなかっただろうなあ。



ムウ・・・・牡羊座(アリエス)の聖闘士。白羊宮を守る。20才。テレキネシスにサイコキネシスに聖衣修復と隠し芸が多い。最初の内は「ジャミールの修復屋」として何だかわからないがすごい人っぽくでてきたが、実はほんとにすごい人だった。ポセイドン編が終わるまで一度も戦わなかったものの、ハーデス編では撃退撃退また撃退、十二宮編の星矢達を独りで演じぬく勢いである。
 普段はとっても優しい人。しかしそういったキャラの例に漏れず、怒らせると始末に終えない。自分の弟子に「アッペンデックス(おまけ)」などという二つ名をつけるあたり、ホントは相当根性が悪いのかもしれないとも思うが、原作を読む限り富士山麓から無理して星矢達をテレポートさせたり、無料で聖衣修復したり、説教したりと結構損な役回りばかり押し付けられている気がする。この人がいなければ、青銅どもは既に3回は死んでいるだろう。辛抱強い人だ。
 彼の聖衣は個人的には結構好き。肩の角とか、特徴あってムウに似合っているし。麿眉も私的には全然許容範囲だ。確かに、なんで羊の一族はみんなあの眉なのかとてつもなく気にはなるが・・・・
 声優さんは今は亡き塩沢さん・・・・・そう思うと悔し涙がとまらない。
 



アルデバラン・・・・牡牛座(タウラス)の聖闘士。金牛宮を守る。20才。嘘だ。ムウと同じ歳なんて絶対嘘だ。30サバ読んでいるといわれても私は驚かん!奥さんと子供の一人や二人いそうじゃんか!・・・・と、それはともかく。「聖闘士星矢大全」では「驚異的なタフネスを誇り」等と書いてあったが、その割にはしょっちゅうあっけなくやられて、密かに「かませ犬」のあだ名が定着しつつあるキャラ。でも、私は十二宮編でのこの人の負け方がとても好きだった。いいじゃん、さっぱりしてて!星矢にへし折られた角は結局最後まで直してもらってなかったが、これは彼が自己への戒めのためにあえて直さずにいるのだと思っているのは管理人だけか?VS星矢で腕組みをして構えている姿はとてつもなく渋くてかっこいいのに・・・・ハーデス編で何もあんなにあっさり死んでなくても・・・・(涙)
 ポセイドン編の冒頭で死んでおきながら、後に聖域に普通に存在してた時にはマンガ相手に思いっきり突っ込んでしまった。「あんたなんでそこにいるの!?」。アテナのおかげで死なずに済んでいたことがわかったのはその次の巻だったが、私は彼がソレントにやられた時危うく泣くかと思うほどに辛かったのだ。あの心の涙を返せ!



 サガ・・・・双子座(ジェミニ)の聖闘士。双児宮を守る。28才。魅力的な歳だ。特に彼のファンというわけではないが、彼のルックスの良さは聖域一だと思う。かっこよすぎです。技の名前も素晴らしい。「ギャラクシアン・エクスプロージョン!」って語呂も良いしかっこいいし、手を前でクロスさせてくれたら言うこと無し!初めてこの技を使った瞬間の「クワッ!」のコマは今もそこだけ見直したりする。がっごいいいいー!
しかし、黒い時よりもやっぱり白い時の方が好き。星矢が教皇の間に乗り込んでいった時の泣き顔で危うく転びかけ、自害するシーンで胸を揺さ振られ、そしてまたハーデス編での「あいつが・・・あの弟カノンが私にかわってこの双児宮を守ろうとしてくれたとは・・・」で感動した。嬉しかっただろうなあ。
 シオンを殺してまで教皇に成り代わった彼であるが、そんなに教皇の座は魅力的だったのだろうか。だが、シオンに後継者が必要ということは、同年である老師もまたしかりだった可能性が高い。アイオロスとサガの内、教皇になれなかった方は五老峰で二百年正座。なるほど、それなら必死にもなるだろう。
 聖衣はマスクをかぶらない方が良いと思う。いや、かぶったのも素敵だけど、あの髪型が妙に好きだから・・・。聖衣の襟の部分が高いのは私的にポイント高いです。ただ、アニメでは思っていたよりずっと声が低くてちょっと抵抗があった。
 13年間教皇になりすましていたわけだけれど、その間特に何か問題起こったようには思えないし、結構良い統治者だったんじゃないだろうか。十二宮編での諸悪の根源は彼というよりむしろアテナ・・・



デスマスク・・・・蟹座(キャンサー)の聖闘士。巨蟹宮を守る。23才。とりあえず、大好きだ!!どうしよう、ほんとにこいつ好きだよ自分!友人は認めてくれないが、彼が五老峰に初登場した時「かっこいい!」と思ったのは私だけじゃないはずだ。冷静に見てみれば彼は間違いなく2枚目です。しかも原作では銀髪。シルバーグレー。最高だ。
 ・・・ハーデス編のおかげで「間抜けな悪役キャラ」として定着してしまったが、彼は絶対あんなに弱くない・・・・正しい方向に使えば頭だって良いはず・・・・なのになんで間違ったかな。その間違いっぷりが彼のたまらない魅力だ。
 それにしても蟹座の聖衣よ。お前、あのタイミングで飼い主を見捨てるとは一体どういう了見だ。私が聖衣なら最後までデスを守るか、それじゃなきゃもっと前に操縦不能になって目を覚まさせてやるのに!デスマスクが黄金聖闘士失格なら、貴様はすでに聖衣失格!!あの世で主に詫びるがいい!!
 あと気になるのは、嘆きの壁に集まる前に、彼に一体どういう心境の変化があったのかだ。全てはアテナのための演技だったのか、それともあれは本気だったけど何かのきっかけで心を入れ替えたのか。・・・・自宅にあれだけたくさんの人面をストックしている男だし、入れ替える心の一つや二つは余裕でありそうだが・・・。
 ともあれ、登場キャラ数が尋常でないこのマンガにおいて、どんな分野であれ彼はずば抜けて目立っている。デスマスクがいなきゃ淋しいぞ聖闘士星矢!あーもう、ほんとに大好きだー!!



アイオリア・・・・獅子座(レオ)の聖闘士。獅子宮を守る。20才。黄金聖闘士の中でももっとも「悪役」が似合わないキャラ。隣のデスマスクとはどういう付き合いをしていたのだろうか。そう言えば獅子宮は、上にシャカ・下に蟹、とかなりの特殊環境であるように思われる。大丈夫か・・・?
 十二宮編ではいろんなベクトルで手がつけられない人間になっていた。正気に返ったのは良かったが、シャカのことを知っているんなら一言といわず全部教えてやれよ。星矢には借りが山ほどあるんだしさ。
 かっこよかったのはやはりハーデス編だろう。この手の顔&性格は範疇外なはずの私も、問答無用のライトニング・プラズマと獅子をバックにしょった威風堂々の立ち姿にほれぼれしたものだ。そして何より、VSライミ編でのあの足蹴り。とどめの振り向きざまライトニングプラズマの迫力に隠れて影が薄いが、「ミミズはミミズらしく死ぬのは地中がよかろう!」と、足でガンガン踏み潰して床に埋めようとするシーンは、かなりやばい。なんかもう情け容赦ないというか、完全に一本キレたというか・・・このシーン、妙に好きですな。
 名台詞、「男として認めん!」も、アイオリアが言わなきゃ千分の一の迫力もでなかっただろう。そうだよ、あんたは男だよ。むしろ漢だよ。
 願わくば、魔鈴がその魅力に気づいてくれんことを。



シャカ・・・・乙女座(バルゴ)の聖闘士。処女宮を守る。20才。何が気になるって、彼をこんな人間に仕上げた師匠の存在が気になる。誰だ、一体。
 彼について、アイオリアが「目を開かせるな」と忠告してくれたがために青銅達はピンチに陥った。しかし改めて考えてみると、あの「目を開かせるな」という言葉は、星矢達になんか誤解されていたように思える。その証拠が紫龍の台詞「この男と問答している暇はない。アイオリアにもいわれたはずだ、シャカの目を開かせてはならない。その前に倒さねば・・・」
 
・・・・落ち着けお前ら。シャカの目は別にウルトラタイマーじゃないんだ。アイオリアの言ったのは「下手に追いつめたらまずい」という意味であって、「早く倒さなくちゃ目が開く」という意味ではない。
 そこのところを誤解したがためにシャカに「行儀が悪い」といわれ、4人一気に葬りかけられたのだ。最初から礼儀正しく下手に出て、「申し訳ないが、下に重傷を負った女性が倒れている。教皇の力を借りないと助けられないので急いで上まで行きたいのだがちょっと通してくれないか」と言っていたら、シャカのことだしある程度の理解を示してくれたかもしれない。それを、出会い頭にいきなり攻撃・・・・・「俺達は敵です」と宣言するようなもんではないか。そりゃあシャカだって返り討ちにもするわな。
 ハーデス編じゃものすごい強さとかっこよさを見せ付けてくれた人。そして有無を言わさぬ名台詞の多い人。
「私の顔こそ引導代わりだ、迷わずあの世へ行きたまえ」・・・・言えないって、普通・・・・こんな台詞。


 童虎・・・・通称「老師」。天秤座(ライブラ)の聖闘士。261才。←なぜだろう。この数字を打っていると、全てがデタラメのような気がしてくる。読み方のわからない謎の延命療法によって、日清・日露はおろかフランス革命の辺りから生き抜いてきた人。場所が中国だし、時の皇帝に「不老長寿の秘密」を狙われたりしなかったのだろうか。脱皮によって若返ったが、私は皮をかぶった状態の方が好きだった・・・・だって老師だもん。シオンとの戦いの時とかも、あのちっちゃな体で吹っ飛ばされそうになってる姿がすごい良かったのに・・・。嫌・・・あんな、夕日に向かって駆け出しそうな老師、私は認めない!
 五老峰で呑気に構えつつ春麗と紫龍を育てたあたり、結構子煩悩。いや、結構どころかもう、紫龍なんて目の中に入れても痛くないほど可愛がられてる。実際可愛いよな紫龍・・・・危篤の電報打ったら飛んで帰って来るし、何でも「はい、老師」って素直に言うこと聞くし。危篤電報で騙されながらも、「しかしご無事で何よりでした」とほっとしている弟子の姿を見て少しは良心痛まなかったのだろうか。そしてもう、彼の中では紫龍と春麗は夫婦決定なのだろうか。なんか楽しみの多い老後で羨ましいことである。
 ライブラの聖衣はパーツが武器にわかれるという設定が好きだが、そのせいでかなりぼってりした造りになってるのでデザイン的には今一つ・・・・。老師が「老師」の状態であの聖衣をまとったところを見てみたかった。



 ミロ・・・・蠍座(スコーピオン)の聖闘士。天蠍宮を守る。20才。蟹であれだけ騒いどいてなんだが、ミロこそが私の本命。(平成14年元旦をもって改定。私の本命はやはりだった・・・)とにかく登場シーンはかっこいいし、技のあおり文句(くらえ!真紅の衝撃!)もかっこいいし、義理には厚いし見た目も文句無し。こんなに全てが素敵な人、他にいるだろうか。っていうか、少なくとも「彼が嫌い」という声は聞いたことがない。本命とまでは行かなくても「ミロなら友達になりたい!」と思わせる人好きのする男。ただし、スカーレットニードルはかなり拷問な技ではある。
 かっこいいといえば、彼の聖衣のデザインは最高だ。特に頭の部分〜!本人あんまりかぶってなかったり、カノンとのシーンでは床に投げ捨ててたけど、あの聖衣は評判高いぞ。ちゃんと被れ。あと、マントの扱いも上手い(笑)
 彼の名台詞といえば「ここで皆殺しだ!」。あの面子の中でお前が一番弱いだろうとか、勝手にこんなとこまで下りてきて天蠍宮はどうしたとかいろいろツッコミ所はあるが、そういうことを一切考える暇もなく突っ走るのがミロの良いところだ。教皇に向かって「は?」っていうし。
 十分すぎるほど二枚目で、見せ場のシーンもたくさんあり、カノンに対してえらくかっこいい捨て台詞を吐いた彼なのに、どうしてファンの間では「三枚目キャラ」に定着してしまったんだろう・・・・何が足りないんだ?っていうか、むしろ何かが余計なのか?ともあれ、管理人はミロを心の底から愛しております。



アイオロス・・・・射手座(サジタリアス)の聖闘士。人馬宮の住人だった。享年14才。生きていれば27才。アニメでは10才のシュラに止めを刺されたが、原作の方ではたぶん過労死。必殺技も結局原作では出てこない。
 星矢がピンチに陥る時には必ず聖衣を貸してくれる気の良いお兄さん。この射手座の聖衣がまたえらく凝っていてかっこいいデザインに仕上がっていたが、でもどうして星矢?弟のアイオリアには何もしてあげないの?そんな微妙な疑問が脳裏をよぎる。
 アイオロスが死んだ後、その弟が人馬宮に一度も足を踏み入れなかったってことは考えられないだろう。シュラとかカミュとかに用がある時には何でかんで通らなければならないし。
 それなのになぜ、彼は自分の弟にあの遺書を示さなかったのか・・・
 信頼ないのか?アイオリアが教皇に忠誠誓っていたからか?しかし、それだったらアイオリアがアテナに諭されて改心したあと、逆上して教皇の間に乗り込んでいく時があったのではないか?謎は尽きない。
 何よりアイオロスとアイオリアの兄弟関係がどんな物だったか分からないのが痛い。アイオリアは離反してまで死んだ兄貴の弁護をしようとはしていなかったし・・・・ほんとに仲いいんだろうか、この二人・・・・;



 シュラ・・・・山羊座(カプリコーン)の聖闘士。魔羯宮を守る。23才。デスマスクとタメというのがなんだかおかしい。第一印象で悪役だと思ったのだが、色々サイトを見てみると彼はかなり人気のあるキャラだったらしい。「聖闘士星矢きっての硬派な二枚目キャラ」・・・そうか、そうだったのか。やや感化されたものの、見直してみて納得した。確かにかっこいいわ彼。ジャンピングストーンの後の着地の仕方とか、紫龍の盾を真っ二つに裂いた時の凄みのある笑い方とか。
 管理人自身が山羊座なので、彼に惚れるのはちょっとナルシスティックな気がして現在自重気味。だけど、旦那様にしたい人だなあ。
 エクスカリバーを紫龍に譲ったという設定が大好きだった。クリシュナ戦で使ったのも良いけれど、紫龍が冥界でバシリスク達を足止めした時に使って「俺達には黄金聖闘士達が限りなく遺してくれた遺産があるのだ」って言ったときは嬉しかったぞ。いっそ天秤座をやめて山羊座を継いでよ紫龍。
 原作では折られただけだったシュラの腕、アニメでは丸々一本切られていた・・・・痛い・・・・痛いよ・・・・!それでも燃えながら紫龍を地球に蹴り返した彼の心意気が素晴らしい。あの蹴り返しはひょっとしてジャンピングストーンの応用だろうか。だったらシュラにしか出来ない芸当だ。
 それにしても、エクスカリバーという設定は一体どこから出てきたんだろう。山羊座と何の関係もない気がするんだが。



 カミュ・・・・水瓶座(アクエリアス)の聖闘士。宝瓶宮を守る。20才。氷河との師弟関係は素晴らしいの一言に尽きる。正に教育者の鑑だ。アニメではクリスタル聖闘士が存在したために、氷河が「師の師といえば我が師も同然!」の迷台詞を残すはめになったが、一体どうしてこの二人の間にクリスタル聖闘士を置こうと思ったのか、アニメスタッフの真意が分からない。ともあれ、原作ではカミュVS氷河の宝瓶宮での戦いは本当に名場面中の名場面であった。特に、二人がオーロラエクスキューションをぶつけ合う見開きの全体像はすごい緊張感で大好き。
 氷河の行く末を案ずるあまり天秤宮で凍り付けにしてしまったカミュだが、そこへの行き帰りの際、宝瓶宮との間のミロとシュラには何といって通らせてもらったのだろうか。そして置きっぱなしの氷による老師の迷惑は考えなかったのだろうか。おそらくもう、愛弟子のことしか見えてなかったのだろう。
 弟子といえば、彼にはもう一人の弟子、アイザックがいた。氷河より先輩の一番弟子だったのに、カミュが聖域から帰ってみると行方不明。たぶんこの師匠は、一晩中海に潜って探しまくっていただろう。悲しかったろうなあ。
 三人で暮らしていた時、炊事と洗濯はやはりカミュの仕事だったのだろうか。氷河とかが風邪引いた時には物陰で必死になって家庭の医学辞典を読んでいそうな彼が微笑ましい。
 ハーデス編で、駆けつけた氷河が触れる前に塵になって消えてしまったのがすごく切なく、復活を心の底から祈った物だったが、いまではカミュの復活云々よりもまず連載の復活から祈らなければならない。道のりは遠い・・・



アフロディーテ・・・・魚座(ピスケス)の聖闘士。双魚宮を守る。22才。「イロモノキャラ」としてミスティと並び称される彼だが、原作では決してイロモノな男ではなかった・・・・別に自意識過剰な台詞を吐いたわけでもなく、全裸になったわけでもない。ただ星矢が一見して、「あれで男かよ」という差別的暴言を吐いたが故にオカマの一人として扱われることになってしまった。
 十二宮編での彼は、冷静に見ればかなりかっこいい台詞も言っている。瞬はダイダロスを殺したことを謝れと迫っているが、彼は教皇が善だと信じているんだからそりゃ説得するだけムダってもんだろう。瞬の方こそ、アフロディーテの立場と心情をもうちょっと考えてやっても良いのではなかろうか・・・・謝らないなら殺すって、ひどいよアンドロメダ・・・・
 話は変わるが、小学生の頃にテレビ放送を釘付けになってみていた時には全然気がつかなかった事実に、10年を経た今気づくことがある。
 「アフロディーテ」って、女の名前だよな。
 定着しちゃったから良いけどね。
 それにしても、車田正美はなぜ最後の魚座に彼を持って来たのだろう。このキャラだったら普通は乙女座辺りにいるもんなのではないだろうか。それでシャカが魚座でトリ・・・・おお、ハマる!
 余談だが、デスマスクとのコンビは似合うので大好き。海産物どうし、ボケとツッコミで多いに遊んでほしいものである。


 シオン・・・・ムウの前任の牡羊座の聖闘士。享年248歳。生きていれば251歳261歳(ナチュラルに足し算間違えました。2003年・9月23日発覚)。ここまで生きればもう十分だろうという気がしないでもないが、死因が死因だっただけにかなりの心残りを残していったと思われる。とにかくこの人の場合、あの見開きのちゃぶ台返し「うろたえるな小僧ども!!」が圧巻過ぎる。心の底から敬服すると同時に、なぜか笑いが止まらなかった。あの瞬間から、私の中ではもう「シオン様」である。キャラの数多しといえど、メインキャラ四人を同時にあそこまでふっ飛ばしたのは彼ぐらいのもの。輝いています。
 十二宮編の回想シーンでは、サガに殺された不甲斐ない教皇様ぐらいのポジションだったのに、全盛期の姿がまさかこんなに強かったとは・・・・彼に比べればサガやアイオロス兄さんも所詮はひよっこに過ぎないということを痛感させられる。しかも13年ぶりの復活のわりに態度がでかい。ムウが彼にだけは手を出せなかったというのは、教皇だとか師匠だとか言う以前に、なんかもう「条件反射」として修行時代にすりこまれていたせいではないだろうか。
 ムウの師匠ということは、たぶん聖衣修復の能力もこの人が譲ったはず。シオン様直々に修理した聖衣・・・・恐れ多くてむしろ扱いに困る。紫龍なんか気軽に脱ぎ捨てられないだろう。
 とにかく、黄金聖闘士きってのビッグネームであることは間違いない。



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