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高校教師





1学期の期末テストが返された日の会話。

アフロ「デスマスク!赤点とったから補習してくれ」
デス「・・・嬉しそうだなぁ、お前なぁ・・・・」

そりゃそうです。アフロはこの日のために勉強しませんでした。
大好きな先生と二人っきりでお勉強できるのですから、夏休みはバラ色です。
しかし休暇返上でつきあわなければいけないデスマスクはものすごく嫌そうです。

デス「お前のせいで予定が全部パアだパア!」

そんな先生のために、さりげなく自分のお弁当二人分にして作ってきちゃうわけですよアフロディーテは。
たまご焼きとか焼いてきちゃうんですよ。海苔がハート型してたりするんですよ。
お昼に横から、「それ一個くれ」とか言われて幸せになっちゃったりするんですよ。
可愛い生徒だなあデスマスクさんよ。

で、テストのたびに赤点とって補習してもらって、暗くなってから車で送ってもらうのです。
おかげで成績ボロボロなんですが、卒業後は先生のお嫁さんになるつもりなのでそんなことはどうでもよいのです。

その進路希望を紙に書いて提出し、担任のシュラ先生をびびらせます。

シュラ「デスマスク!貴様うちの生徒になにをした!?」
デス「はあ?」
シュラ「これを見ろ!!」
デス「なんだこりゃ。アフロディーテの進路希望?えーと、デスマスク先生のお嫁さんにな・・・・・いや、ちょっと待て。俺は何もしてない!違う!知らん!!」

デスマスク先生は放送室に直行です。

デス『3年のアフロディーテ!!放課後進路指導室に来い!!』


アフロ「・・・・来た」
デス「てめえ!ちょっとそこに座れコラ!!なんだこの進路希望は!!」
アフロ「なにって・・・・」
デス「あれだけ俺に補習やらせといて進学しねえ気か!?ふざけんなよ!」
アフロ「・・・・そんなに怒鳴らなくてもいいではないか」
デス「怒鳴りたくもなるわ!!」
アフロ「・・・・・・・・・・」
デス「ほら、消せ。消して書き直せ!」
アフロ「やだっ」
デス「やだって・・・」
アフロ「お嫁さんがいい!」
デス「・・・・・・・・・・;」
アフロ「・・・・・・・・・・」
デス「・・・・・・・・・・・・本気か?」
アフロ「本気だっ」
デス「他に山ほど男がいるだろうが。同学年の。お前ならいくらでも普通の彼氏できるだろ?」
アフロ「他のなんかやだ!全然趣味じゃない!」
デス「・・・・そんなに俺が趣味か?」
アフロ「そう」
デス「・・・・・・・。(変なのに引っかからんうちに俺が面倒見なきゃ駄目だなこりゃ)・・・・」

 一応、自分タイプの男はロクなもんではないと知っているデスマスク。
 めったに見ない優しさ見せて、アフロディーテの進路希望を叶えてあげるのでした。

 で、それから卒業までは、可愛いフィアンセに言い寄る男を片っ端から校舎裏に呼び出して、
「あいつに手ぇ出したら殺すぞコラ」
と脅しまくるのでしょうね。
なんだ、惚れてんじゃん、蟹。

 

 どうでもいいが「セーラー魚」ネタからこれだけ延々と妄想しまくるこの頭を誰か止めてくれ・・・・・ほっておくと下の子が幼稚園に入学するところまで行きそうだ・・・・・ありえねえって!!