数が多いので「十把一からげ」なイメージが拭えない。
果たして彼らは本当に強かったのか・・・?
魔鈴・・・・鷲正座(イーグル)の聖闘士。16歳の女性。幼い星矢に修行をつけた恩師であり、一時「姉さん疑惑」が出たこともあったが結局ガセであった。影で何かと星矢を見守っており、彼女によって命を助けられたり、逆に足を引っ張られたりする。
聖闘士星矢に出てくるキャラクターの中でもっともクールな人間は間違いなく彼女であろう。カミュや氷河など、彼女の割きり加減に比べたらまだまだ足元にも及ばない。そんな魔鈴だが、アイオリアに想いを寄せられていることに果たして気づいているんだかいないんだか・・・・考えてみると、あのアイオリアを惚れさせたこの人、いろんな意味でかなりすごいぞ。
管理人的にもアイオリア×魔鈴はいいカップリングだと思うので、ぜひ幸せになって頂きたいものである。
シャイナ・・・・蛇遣い座(オピュクス)の聖闘士。16歳の女性。十三星座制なら黄金聖闘士だった。仮面を割られ、素顔を見られたことにより星矢を愛してしまった人。原作でもアニメでも、とかく体を張って星矢達を守ってくれる。その自己犠牲精神は蛇遣いよりむしろアンドロメダ聖衣にふさわしいぐらいだ。すごくいい人だし、あの一途さはひょっとして作中で一番女性らしいキャラなのではないかとも思う。
気になるのは愛されている星矢の態度だが、これが自覚が無いとしか思えないほどそっけないため、なんだか可哀相であった。星矢ぁ、あんたほんとにこの人よりアテナの方が大事かい・・・・・?
ミスティ・・・・蜥蜴星座(リザド)の聖闘士。16歳。♂。この人無くして白銀聖闘士は語れない。その強烈な個性は後に登場する黄金聖闘士アフロディーテをして読者に「二番煎じ」と思わせたほどのインパクトがあった。彼が朝日をバックに見開きいっぱいで例の問題のオールヌードをやらかした時、私はどれだけ笑ったかわからない。案外、文庫全巻揃えてしまったのはこいつが原因かもしれない。それくらい際立ったキャラクター。
あの海辺の戦闘の時は、近くでムウ様が貴鬼相手に実況中継をしていたはずなのだが、彼はこの問題シーンをどうやって弟子に解説したのだろうか。さぞかし困ったに違いない。
「神よ、私は美しい」。しかしアニメではまるで厚化粧中年太りオバサンのごとくに描かれている。この回の作画監督こそマーブルトリパーをくらってしかるべきであろう。行け、ミスティ!今回は多分誰も邪魔しないぞ!
ナルシズムはもはや言うまでもないが、彼の「両手を旋回させて空気の防護壁を作る」技は後のバイアン戦でも使われており、ミスティとの戦闘経験が星矢の勝因の一つになった。随一のイロモノキャラの割には結構大事な伏線になっていたといえる。
モーゼス・・・・白鯨星座(ホエール)の聖闘士。17歳。かなり渋い面構えの男。体中傷だらけなのは、沿岸諸国に流れ着く人間によって傷つけられた鯨の死体の風刺なのだろうか。だとすれば見落とすことの出来ない深いキャラ・・・なわけないか。風刺はともかく、あの体から見るに、ミスティとは相当意見がぶつかりそうだ。
魔鈴を半殺しにしたせいで星矢の怒りをかって大反撃される。拳を突き出しながらの台詞、「翼がはえたか星矢ァ!?」が絶対おかしいと思ったのは管理人だけなのか?いや、言葉はともかくTPO的に。
ペガサスローリングクラッシュの初の犠牲者となった人。
アステリオン・・・・猟犬星座(ハウンド)の聖闘士。16歳。名前も顔もハンサム系。だが、魔鈴を逆さ釣りにして星矢をおびき出す等、やることは結構外道。それでも正義の聖闘士かあんたは。
特筆すべきはやはり彼の特殊能力「サトリの法」だろう。この能力によって魔鈴の裏切りを知った彼はその説明のために長い台詞を延々としゃべりつづけた。読者からは「ありがとう」というしかない。
サトリの法は非常に便利で上手く使えば無敵な能力だと思うが、それに頼りすぎたのが彼の敗因だった。魔鈴が心を無にしただけで「こ・・・これでは読めない!」と浮き足立ち、蹴りの一撃でやられてしまう。
倒れた彼に対し、魔鈴は「聖域まではお前の命は持つだろう」と言っていた。それは聖域についた後は死ぬかもしれないということなのだろうか。アステリオンのその後を案じている。
バベル・・・・ケンタウルス星座の聖闘士。17歳。「空気の摩擦によって炎を作り出す」という、なにかどこかがおかしい技を使う。ブラック・キグナスを氷河と間違って葬ったが、その後出てきた本物の氷河に驚いて、あらぬ事を口走った。「そ・・・それではあそこに埋められているヤツらは一体だれだ!?」。そんなことをいきなり聞かれても、駆けつけたばかりの氷河にわかるはずが無い。顔を見るのもはじめてだと言ったばかりである。むしろ「おまえこそ何を埋めたんだ」と聞き返したいぐらいのもんだったろう。
バベルとの戦いは、氷河がクールだった最期の瞬間だったような気がする。白銀相手に態度も異様にでかかったし。それというのもやはり、バベルがしょっぱなに間抜けな間違いをしたせいか・・・・
ジャミアン・・・・烏座(クロウ)の聖闘士。17歳。烏を操って佐織お嬢様と黄金聖衣を奪取しようとした。その際、駆けつけた星矢達は何をさて置いてもまず聖衣の順で取り戻しにかかる。余裕が出来てからしぶしぶアテナ救出。嫌われてるな〜沙織さん;
驚いたのは黄金聖衣を取り返すために烏を追っ払う手段として、氷河はキグナスカードを投げて、紫龍に至っては最強の盾を取り外して円盤投げしたこと。二度とやらない使用方法だが、今見返すとドラゴン聖衣のイメージが明らかに違う。おそるべし、初期聖闘士星矢。
ジャミアンの「烏で誘拐」方法には星矢もなかなかてこずったが、そのうち実はアテナも烏を操れることが判明した。だったら最初から自分で何とかしてくれ沙織さん。あんたのおかげで星矢は崖から落ちて失明の危機だぞ。
ジャミアン本人はやにわに出てきた一輝兄さんによってギリシアあたりまで吹っ飛ばされてしまうが、あんまり青銅を追いつめると一輝が来ることを最初に体で示してくれた人として、その存在価値は高い。
アルゴル・・・・ペルセウス座の聖闘士。17歳。ペルセウスといえば、ギリシャ神話ではアンドロメダ女王を救った英雄。しかし本漫画のペルセウスは救うどころか石にしていた。さすが車田漫画。太古の神話とは一味違う。
早く医者に見せなければ失明するかもしれない星矢のために、紫龍が体を張って対決。見る者を石に変えてしまうというメドゥーサの盾ごと昇龍覇で砕いてふっとばす。
しかしその際、盾を見ないようにするために、紫龍の方がほんとに失明。なにかどこかが本末転倒な感じがするのは気のせいだろうか。というか自分で自分の目をつぶした時の紫龍の念頭には既に星矢のことなんか無かったっぽい。「大いなる未来のため」とか言ってるし・・・。
メドゥーサの盾は、それを見た者を石に変える。そうすると当然、アルゴル自身は見たこと無いということになる。自分の聖衣の全貌を見たことが無い男。そう考えると結構謎なキャラではある。
カペラ・・・・御者座(アウリガ)の聖闘士。17歳。円盤を武器に使う。いや、アテナが禁じてるから武器ではないのか?でもあれは武器だろどう見ても。
それはともかく。数ある聖闘士の中でも、必殺技の名称を持っていないのはたぶんこのカペラぐらいのものである。攻撃する時の叫びも「くらえ、円盤!」。弱そうだ。聞くからに弱そうだ。
しかし彼が輪をかけて弱く見えたのは、他でもない戦った相手が一輝だったせいが大きい。なんで一輝はあんなに強いんだか良く分からないが、とにかく腐っても白銀聖闘士であるはずのカペラを鳳凰幻魔拳一つで粉々にしてしまった。
円盤がカペラの腕を一本ずつ切り飛ばしていくところは結構シュールで、聖闘士星矢では初期の頃に度々見られた貴重なスプラッタシーンである。
ダンテ・・・・地獄の番犬座(ケルベロス)の聖闘士。17歳。目の下の隈がとても悪人ぽい。一輝と「この線から入ったら死ぬんだぞ」という、冷静に考えてみれば幼稚園児の砂場遊びレベルの張り合いをした男。その線を越えたがために一輝兄さんの無敵の翼によって殴り飛ばされた上、再び立ち上がっても「この死にぞこない」呼ばわりをされた。このまま最後まで一輝と戦っていたら、彼もカペラと同じかそれ以下の運命をたどっていたはずだが、途中から相手が瞬に代わったためにある意味命拾いをしたといえる。とはいえ、瞬も瞬で「あなたの鋼球鎖など、所詮地獄の番犬をつなぎとめるだけのもの。このアンドロメダチェーンの前では役に立たないよ」と彼を秒殺してしまった。
しかし、ダンテの鋼球鎖が「所詮地獄の番犬をつなぎとめるだけのもの」というのなら、アンドロメダチェーンは「か弱い人間の王女」を繋ぎ止めてただけの鎖だったはず。瞬の言葉を信じると「地獄の番犬<王女」という図式が成り立つんだが、一体この王女、どれほどの猛者だったのか・・・・
アルゲティ・・・・ヘラクレス星座の聖闘士。17歳。こんな、名前だけ書かれても10人中9.5人までが絶対わからないようなキャラのために私は紹介文を書いている・・・
星矢抹殺を命じられたアイオリアの監視として教皇から派遣された、三匹の白銀の一人。必殺技コルネホロスはモーゼスのカイトスパウンティングボンバー(長いんだよ!)より強烈らしい。見てる限り、とても信じられない話だが。
最終的に黄金聖衣をまとった星矢にふっとばされるまで、登場から数えてわずか14ページ。ディオとシリウスといっしょくたに扱われているので3で割ると一人当たり5ページ弱。弱い・・・一体何のために出てきたのかわからないほど弱いぞあんたら。こんなのに14ページ裂くぐらいなら、いっそミロを連れてきてかっこよく闘わせて欲しかった。
ディオ・・・・銀蝿座(ムスカ)の聖闘士。16歳。アルゲティと同じく、三匹セット商品の一人。銀蝿座にして「はえっ!?」という、シャレなのかなんなのか紙一重な台詞を残したためアルゲティよりはやや記憶に残っているキャラ。空中での足技を得意とするらしいが、木にぶら下がって星矢を受け止めたあの足のかけ具合を見る限り、これは極めればジャンピングストーンになるような気もする。極めてないところが白銀と黄金の大きな違いなのだろう。
それにしても、この白銀三羽烏、「ミスティ達の仇は俺達がとる!」と言いきってしまっているが、それだとこいつらの個人的な私闘になるのでは・・・・。敵討ちの割にあまり悲壮感がないし、全編通して一番悪役っぽかったのは白銀聖闘士に思えるのは私だけなんだろうか。
シリウス・・・・巨犬座(カスマニヨル)の聖闘士。17歳。アルゲティ達と共に登場する三羽烏の一人だが、三人の中で実は一番の男前。・・・・まあ、残りの二人と比べても仕方ない気がするが・・・・・
必殺技を出すこともなく星矢によって撃破される。
どうでもいいが、もう少し根性入れてくれ白銀聖闘士。相手は始めて黄金聖衣を来たばかりの小僧だぞ。星矢達なんか13年以上黄金聖衣を着てた相手を、青銅の身で2人ずつぐらい倒したんだぞ。君らは小宇宙を感じたことがあるのか!?
しかし、彼らの「敵討ち」発言により、ミスティも結構人望あったことを知ってちょっと意外だった。普段どういう人だったんだろう・・・ミスティって・・・
トレミー・・・・矢座(サジッタ)の聖闘士。16歳。聖域での出会い頭に、沙織の胸に黄金の矢を打ち込む。アテナにここまでの深手を負わせたのは彼が最初で最後であった。ある意味、かすり傷に終わったハーデスよりもすごい。惜しむらくは彼女の胸の大きさを計算に入れていなかったため、即死には出来なかったということだろうか。
一瞬で不甲斐なく打ち倒されてしまったキャラだが、あの黄金の矢はサガでさえも抜くことが出来ないシロモノ。それってかなりすごいことなんじゃないのか?自分でも始末に終えない技をそう簡単に使われても困るが、十二宮戦で星矢達をピンチに追いつめた最大の人はほかの誰よりも彼である。
白銀聖闘士でもここまでのことが出来た。ということは、アイオロス兄さんの矢だったら遅くて6時間ぐらいで心臓に到達できるのかもしれない。
ダイダロス・・・・ケフェウス星座の聖闘士。19歳。←頼むからこの入力ミスとしか思えない年齢設定をどうにかしてくれ。どこをどう時空移動したらこいつがミロより年下になるんだよ(泣)!
アンドロメダ島での瞬の恩師。人格者であり、彼を慕う弟子は他にもたくさんいたが、教皇の意に反して招集に応じなかったため、聖域から派遣されたアフロディーテに殺された。
・・・というのが原作だが、アニメではミロが殺しに行ってボコボコにしたところを横からアフロがでてきて最後の一撃だけ止めを刺した。故に、ミロが「微妙に間抜けな人」として視聴者に印象づけられ、ダイダロスの死因に関しては「なんだかあいまいに殺されてしまった」ということになった。無念。
瞬が修行を終えてアンドロメダ島を離れる際、彼の聖衣は木っ端みじんにされてしまうが、あれはどうやって直したのだろうか。密かにジャミールまで行ったのか?そこで大量の血を使って衰弱したところをアフロにやられたんだとすれば話が通る。なるほど、それだったら瞬が仇をとるのは当然のことだろう。
しかし、私がダイダロスだったら穏やかに涙しながら恩師の聖衣を破壊する男など、危なくて世の中に帰す気にはなれないが・・・ハーデスだし・・・・
オルフェ・・・・琴座(ライラ)の聖闘士。19歳。ダイダロス先生とタメ。おい、勘弁してくれ・・・;
実力は黄金聖闘士さえ凌ぐと噂されながらも、死んだ恋人ユリテュースのために冥界にとどまっていた男。彼の「死んでしまった人間を生き返らせようと願った僕が間違っていたのだ・・・・・」という台詞はすごく好きだった。というか、感動した。ほんとファラオが憎らしく見えたぜこの時は・・・・
開き直った彼の前ではファラオなんぞ敵の数にも入らないほど弱かった。勢いで星矢と瞬を箱に入れてジュデッカまで持ち込み、ハーデスを倒しにかかる。
ミーノス、アイアコス、パンドラを同時に眠らせる彼の琴の調べはまさに神業だろうが、ラダマンティスの耳だけ特殊構造になっていたため通用しなかった。ハーデスをいいセンまで追いつめるも、結局力及ばず、最後は体を張ってラダマンティスを葬ろうとし、死んでいく。その直後、瞬がハーデスに体を乗っ取られ、星矢もラダマンティスも一緒にパニックに陥るのだが、もはやそれは彼の知ったことではない。願わくばあの世で幸せにユリテュースと過ごして欲しい、それだけである。